40年の足跡

【 槻木文化センターがオープン 】

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柴 田町は、昭和51年に「生涯教育モデル町」の指定を受け、生涯学習の推進を図るために、一小学校一公民館一コミュニティを目標に、実践の場である社会教育 施設の整備、充実を図ってきた。住民は、これまで整備された社会教育施設を利用して、町が主催する生涯学習のための各種教室や講座はもちろんのこと、各種 の自主サークルとしての活動も盛んに行うようになった。ところが、町内には、学習成果を発表できる適当な施設が少なかった事などから、住民から、活動発表 の場や高度な芸術鑑賞が出来るホールの設置が強く望まれていた。

この声を受けて、町では、「すぐれた芸術文化活動やその鑑賞の場を提供できる施設」さらに「地域の人に親しまれ、生涯学習の期待にこたえられる文化セン ターづくり」をめざして、建設に取り組んだ。平成7年3月、「槻木文化センター(槻木公民館)」は、文化コミュニティ施設を兼ね備えた新しい形の公民館と して生まれ変わった。平成7年4月26日には、柴田町制施行40年記念を兼ねた槻木文化センター落成開館式を開催。1年余の歳月と、事業費12億円余を投 じて、町民待望の槻木文化センターがオープンした。この槻木文化センターには、図書室や創作室、研修室、和室のほか、多目的ホールが設置されている。一度 に300人余を収容できるホール内には、35ミリフィルムを上映できる映写機などが備えつけられ、客席の一部は舞台下にスライド収納できるなど、町民の ニーズに応えられる多機能ホールとなっている。今、槻木文化センターは、町民の生涯学習を支援する拠点施設として、広く活用されている。