R4.7  仙台大学に女子野球部創設

 コロナ禍によって家で過ごす時間が長くなった分、プロ野球中継を見る機会が増えました。
 私は根っからの野球少年でしたので、暇を見つけては友達と原っぱで野球をしていました。また、大人になっても職場の野球部に所属し、試合に出ていたものでした。
 昭和の時代、多くの子どもたちが王選手や長嶋選手のホームランや華麗なプレーに魅了されたこともあって、当時の子どもたちに人気があるものの代名詞といえば「巨人・大鵬・卵焼き」でした。
 今でも、NHKで野球中継のオープニングテーマを聴くたびに、あの頃のワクワクした感覚がよみがえってきます。
 しかし、近年は子どもたちのスポーツ人気が野球からサッカーに移り、スポーツ少年団で野球をする子どもたちが少なくなっています。
長年、スポーツ少年団の野球大会に招かれて、多くの子どもたちのハッスルプレーを見てきただけに、少子化の影響もあるとはいえ、年々参加チームが少なくなっていく大会に、少し寂しさを覚えていたところです。
 何とか再び、少年野球を盛り上げるきっかけがないものかと思っていたところ、今般、仙台大学に東北初の硬式の女子野球チームが創部されることを耳にしました。この新しい取り組みが、少年野球の活性化に結びつけられればと思っているところです。
 柴田町においては、柴田高校が昨年の春に開催された第93回選抜高等学校野球大会に選ばれ、甲子園初出場を果たしました。また今年は、仙台大学出身でプロ野球ソフトバンクホークスの大関友久投手が一軍で活躍するなど、野球の話題に事欠きません。
 今般の仙台大学女子硬式野球部の創部によって、スポーツ都市宣言をしている柴田町のイメージがさらに向上することを期待しています。
 柴田球場など身近なところで女子野球の国内大会が開催され、野球を観戦できる機会が増えれば、野球をやってみたいと思う子どもたちもきっと増えてくると思います。
 今後、女子野球の普及と振興を通じて、全国女子野球連盟による女子野球タウンの認定を町が受けることになれば、新たな切り口からの地方創生の可能性が広がりますので、こうした一連の動きを地方の活性化につなげていきたいと思っています。

                                 

                                                                                                              柴田町長 滝口 茂

R4.6  6月は衣替えの季節

 6月は衣替えの季節です。四季がある我が国では、暑さが増す6月と寒さが厳しくなる10月の節目に衣替えが行われてきました。
 しかし、最近は地球温暖化の影響もあって、5月でも真夏のような気温の日もあり、冷房に頼る日も少なくありません。そこで環境省が中心となって提唱されたのが衣類の軽装化キャンペーン、いわゆるクールビズでした。クールビズという造語を初めて耳にした時には、どのようなファッションなのかよく分かりませんでした。私がイメージしたのは、約30年前に当時の総理大臣が半袖の背広に身を包んだいわゆる「省エネルック」で颯爽とテレビに登場した姿でした。
 その後、このクールビズを推奨する企業も増え、また、さまざまなクールビズファッションが社会の中に浸透していきました。
 役場では今年も5月からクールビズを実施し、過度の冷房に頼ることなく快適に仕事ができるように、ノーネクタイとノージャケットで仕事をしています。
一方で、私にとってのクールビズは悩ましい時期でもあります。通常私の仕事着は、背広とネクタイですので、日々のファッションは白いワイシャツとネクタイを変えるだけで良かったのですが、クールビズの期間中はコーディネートをどのようにしていけばいいのか迷ってしまいます。また、ノーネクタイのカジュアルな服装で仕事をすると、役場を訪れる住民の方に対し、だらしなく不快感を与えるのではないかといった懸念を抱いてしまい落ち着かないのです。
 しかし、さすがに、これまでさわやかな季節の代表格だった5月に、真夏を思わせるような暑さが続くと、5月からのクールビズの導入はやむを得ないのかと思ってしまいます。
 とは言え、私にとっての衣替えは単に暑いから軽装の夏服に変えるのではなく、暑い夏をこれから乗り切っていこうとする気分一新を図る意味合いの方が強いのです。だからこそ、夏を迎える季節の変わり目の6月に衣替えをしてきた我が国の風習に合わせてこそ意義があり、落ち着いて仕事ができるのです。

                                 

                                                                                                              柴田町長 滝口 茂

R4.5  八重紅しだれ桜が咲く並木道

 街の風情を醸し出してくれるものの一つに街路樹があります。
 街路樹はその地方の気候風土に合わせて樹木が選定されることが多く、1番多いのがイチョウ、2番目は桜、3番目はケヤキとなっています。
 日本には街路樹百景というものがあるようですが、東日本では仙台のケヤキ並木、日光の杉並木、明治神宮外苑のイチョウ並木がよく知られています。
 私が一番印象に残っている街並みは、ハナミズキで埋め尽くされたアメリカのデラウェア州の佇まいでした。こんな素晴らしい花風景が、柴田町にもあったらと長年胸に秘めてきたところです。
 現在、町では将来のあるべき都市像を描くため、都市計画マスタープランとその高度版となる立地適正化計画を策定中です。今回、その計画に私の念願だったガーデンシティ構想を盛り込むことができました。
 ガーデンシティとは、コンパクトに集約された市街地全体に花と緑があふれ、四季折々に咲く彩りを身近に感じながら、住む人、働く人、訪れる人が交流し合う、快適で賑わいのある街をイメージしています。
 これまで町では、「花のまち柴田」をテーマにまちづくりを進めてきました。その成果として、各地域の方や子どもたちの手で彼岸花ロード、すいせんロード、コスモス街道が作られたり、また、町民の自宅の庭を開放したオープンガーデンも実施していただいております。
 今後さらに、こうした動きをステップアップするために、公園、街路、空き地や残地を活用したポケットパークなどを整備する際には、必ず八重紅しだれ桜を栽植していきたいと思っております。あらゆる場所で八重紅しだれ桜が咲き誇れば、デラウェア州のような美しいガーデンシティが実現できるのではないかと考えています。
 町民にとって花との出会いを楽しめる素敵な並木道の整備は、観光客にとっても魅力的に映り、柴田町への観光客の誘客にもつながります。何としても、八重紅しだれ桜が咲く並木道を新たな柴田町の春の風物詩として多くの人に堪能してもらいたいと思っております。

                                 

                                                                                                              柴田町長 滝口 茂