台風19号の概要

令和元年10月12日(土)から13日(日)にかけて関東甲信地方・東北地方を中心に、広い範囲で記録的な大雨となった。

台風の勢力

10月12日(土)11時頃、大型で非常に強く、中心気圧が945hPa、北北東30km/h、最大瞬間風速60m/s、風速25m/s以上の暴風域が台風の中心から東側に370km西側に280kmの範囲まで広まった。
10月12日(土)から13日(日)にかけて記録的な豪雨をもたらした。

雨量

  • 総雨量
    365mm(入間田観測所:10月11日(金)19:00から10月13日(日)4:00まで)
    参考:1981年から2010年の統計による亘理観測所の年間平均雨量は1,274mm。10月の降水量は140mm。
    過去のデータでは、昭和61年8月5日の総雨量384mmに次ぐ雨量となった。
  • 24時間の雨量
    359mm(入間田観測所:10月12日(土)4:00から10月13日(日) 4:00まで)
  • 1時間最大雨量
    53mm(入間田観測所:10月12日(土)21:00から22:00まで)
    参考:丸森町筆甫で24時間雨量が観測史上最多の507mmを記録(総雨量594.5mm)

白石川の状況

  • 河川の最大水位
    10月13日(日) 1:00 柴田大橋 14.59m(氾濫危険水位13.70m)
  • 1時間当たりの最大増水量
    10月12日(土) 20:00から21:00 1.02m

阿武隈川の状況

  • 河川の最大水位
    10月13日(日) 5:30 江尻 15.16m(氾濫注意水位10.80m)
    10月13日(日) 5:00 笠松 17.48m(氾濫危険水位17.00m)
  • 船岡五間掘排水機場の状況
    10月13日(日) 3:45 機械を停止し、水門を閉めて作業員全員が避難準備を始める
    10月13日(日) 4:40 五間掘排水機場から作業員全員が避難     
    10月13日(日) 6:30 五間掘排水機場を再稼働       
  • 被害
    丸森町付近で越水により丸森町役場付近全てが冠水。
    角田市は小田川、高倉川の氾濫により広範囲に渡り冠水。 七ヶ宿ダムの状況 貯水量 10月12日(土) 最大貯水量の41.6%となっていた。 ダムの放流 平時と同様毎秒12.5tで、緊急放流(毎秒100t以上)は行っていない。​

​観測雨量及び白石川水位

観測日時 観測所 白石川
入間田観測所(mm) 余目観測所(mm) 水位(m) 上昇水位(m)
10月12日 19:00 25.0 25.0 10.13 0.50
20:00 30.0 27.0 10.98 0.85
21:00 46.0 43.0 12.00 1.02
22:00 53.0 48.0 12.96 0.96
23:00 52.0 47.0 13.67 0.71
10月13日 0:00 31.0 31.0 14.30 0.63
1:00 36.0 33.0 14.59 0.29

警報発令状況(気象庁・宮城県)

  • 10月12日
    ・14:56 大雨警報発表

    ・17:50 土砂災害警戒発表
    ・19:50 大雨特別警報発表
  • 10月13日
    ・11:52 洪水警報発表

町の災害対応

  • 10月11日 災害警戒準備会議、災害警戒本部会議
  • 10月12日 災害対策本部会議(船岡自衛隊、国土交通省河川国道事務所リエゾン班、
           大河原地方振興事務所、柴田消防署、柴田町消防団 参加)
           避難準備情報、避難勧告、避難指示発令
  • 10月13日
    ・浸水被害地域において71人を救助(自衛隊への救助の派遣要請)

    ・仙南中央病院において患者の垂直避難誘導(柴田町消防団)
    ・仙南中央病院に対する給水支援(自衛隊)
  • 各排水機場、常設ポンプ35基、仮設ポンプ9台稼働 等

被害状況(調査継続中)

  • 死亡者、行方不明者 なし
  • ライフラインの被害 なし
  • 民間事業所等の被害 48か所、車両71台(商工会調べ)
  • 町道、河川、公園の法面崩れなど61か所
  • 農道、林道、農地、ため池などの法面崩れなど69か所
  • 水道管、下水道ポンプ、地下道などの被害 20か所
  • 水稲倒伏 1,525a   鉢物(鉢花)冠水 6,300鉢
  • 公共施設等の被害 町営住宅、船迫公民館、地域福祉センター、西住公民館、職訓センター、シルバー人材センター
  • 学校施設の被害 槻木中学校
  • 町内各地で冠水、車両水没多数
  • 住家等の被害(令和元年11月21日時点 り災・被災証明の受付、発行状況)
    ・受付件数    床上 692件 床下 517件 家財・車両等の損壊 356件
    ・証明書発行件数 床上 523件 床下 509件 家財・車両等の損壊 351件

台風19号に係る被害額

2,742,153,000円
 

1 住家被害(11月27日現在の り災等調査結果)
判定区分
単価(円)
被害額(円)
全壊・大規模半壊
5
2,500,000
12,500,000
半壊
280
1,300,000
364,000,000
一部損壊(準半壊)
277
900,000
249,300,000
一部損壊(10%未満)
588
100,000
58,800,000
1,150
 
684,600,000

(注)単価は、応急修理申請時の修理に係る平均見積額。
2 公共施設等の被害(11月25日現在)
区分
個所数
被害額(円)
土木施設関係
76
521,820,000
町営住宅
4
28,000,000
農林施設関係
69
260,394,000
上水道施設等関係
20
16,693,000
福祉施設関係
1
72,600,000
商工労働等施設関係
3
4,000,000
学校施設関係
1
2,000,000
生涯学習施設関係
2
40,341,000
役場庁舎・保健センター
1
10,000,000
177
955,848,000
3 商工事業所等(11月25日現在)

浸水57ケ所、車両94台、バイク14台 被害額631,100,000円

4 ゴミ関係(11月25日現在)
区分
被害額(円)
ごみ処分費
217,275,000
稲わら処分費
253,330,000
470,605,000