明治維新まで柴田氏が居住した館跡で、昭和45年のNHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」で一躍全国的に有名になりました。山本周五郎・作の小説「樅ノ木は残った」の題名のヒントになった樅の木が、公園内に高くそびえ立っています。

 (公財)日本さくらの会より宮城県で唯一「日本さくら名所100選」の地に選ばれたことで、今や東北有数の桜の名所として知られています。

 中腹の駐車場から公園の山頂へ行く際は、305mの軌道を登るスロープカーを利用できます。山頂には、高さ24mの船岡平和観音像が立ち、柴田町の街並みや蔵王の山々、太平洋の眺望を楽しむことができます。

 

 毎年4月上旬から中旬には「しばた桜まつり」で県内外から27万人以上の花見客が訪れ、6月~7月は紫陽花、9月~10月は曼珠沙華(彼岸花)、3月は梅やスイセンが見ごろを迎え、一年を通して花を楽しむことができる公園として多くの方に愛されています。

 他にも10月~11月は菊の花、12月はイルミネーションなど、たくさんのイベントが開催されます。

 平成28年4月に船岡城址公園と白石川堤を結ぶ「しばた千桜橋」が完成。平成29年3月には季節の花々が咲き広がる「白石川千桜公園」が完成し、新たなビュースポットとなっています。