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平成22年度町長施政方針 -住民自治による自立した自治体を形成-


柴田町長 滝口 茂

 

地域ブランド化が価値を生む時代

 共に生きる考え方や哲学のもとに元気さを持続している国があります。それはイタリアです。イタリアの経済はスローフード、スローライフ、スローシティといったスロー文化を基軸に、皮革製品や食品、工芸品などをブランド化したことで活況を呈しています。
 ネット経済が拡大すればするほど、小さい村でしか見ることができない美しい景観やそこに行かなければ食べることができない料理、そこでしか買うことができない土産品が注目を集め、お客を呼び込める可能性は広がります。ローカルに徹すれば徹するほど、グローバルに通用する時代がやってきたのです。
 私は、イタリアのように個性や独自性が価値を生む時代の流れを敏感にとらえ、地域ブランド戦略「花のまち柴田」を展開しながら、未来を切り開いていきたいと思います。

 

平成22年度の政策目標

 平成22年度は、まさに柴田町が動く年です。
 今年度中に手づくりの図書館がオープンし、船岡中学校の屋内運動場や観光物産交流館も新築されます。北船岡町営住宅2号棟の建設も始まります。
 また、4月から住民自治によるまちづくり基本条例が施行されます。改めてまちづくりの主役は住民であることを宣言し、行政、住民、企業などが参加と協働によってまちづくりを進めていこうとするものです。2月にオープンしたしばたまち交流ひろば「ゆる.ぷら」でも、まちづくりのアイデアや提案をプロモートする活動が本格化します。
 さらに今年度は「第5次柴田町総合計画」を策定します。計画では、質の高いコンパクトシティを目標に、健康、福祉、介護、子育て、教育などの安全網の整備や、持続的発展の原動力となるソーシャルキャピタル(社会関係資本)を整備し、住民自治による自立した自治体を形成していきたいと思います。

  

重点プロジェクト

 自立的発展に向け重点となる、地域振興プロジェクトを6つ掲げました。

 

参加と協働のまちづくりプロジェクト

 住民自治によるまちづくり基本条例が4月から施行されます。今後は、協働のあり方に関する指針の策定や住民投票制度、まちづくり推進センターなどの条例を制定するとともに地域計画策定への取り組みを支援していきます。
 地域が自主的に取り組む地域づくりに対しコミュニティ助成交付金を交付し、コミュニティの醸成を推進するとともに、地域総合補助制度の検討を行い、地域支援制度の構築に一層取り組みます。
 小学校区単位で実施していた町民懇談会を行政区単位に複数年で開催し、より気軽に町政に参加できる機会を確保するなど、広報広聴活動の充実に努めます。

安全・安心のまちづくりプロジェクト

 船岡中学校校舎の耐震補強工事と大規模改修工事、屋内運動場の改築工事を実施します。また、槻木中学校校舎改築のための基本設計を実施し、平成23年度に改築工事に着手できるよう準備を進めます。
 道路整備では、四日市場1号線、神明堂工業団地内の上名生3号線の道路改良事業を、地域活力基盤創造交付金を活用して進めます。
 また、安全な住宅市街地を形成するため、船岡中央1号線の狭あい道路整備促進事業を進めます。
 水害対策では、浸水被害解消に向け「鷺沼排水区雨水計画」に基づき事業評価を行い、平成23年度の事業認可、平成24年度からの事業着手を目標とし作業を進めます。
 防災対策では、生涯学習センターなどに防災備蓄倉庫を設置し、災害後の避難生活に必要な防災備品を整備します。
 また、船岡中学校屋内運動場耐震化工事の際に防災倉庫を設けることから、備蓄する防災備品も併せて整備します。

 
健康づくりプロジェクト

 高齢者の健康づくりでは、市町村振興総合補助金を活用して、地区住民と一緒に地域の健康の課題を解決していく「元気はつらつお達者day」事業を実施します。この事業は、地区集会所を拠点にいろいろな健康づくり活動プログラムを提案しながら、地域の情報交流および世代間交流を促すものです。
 また、閉じこもりがちな高齢者の社会参加の促進を図るとともに、既存サークル活動が継続されるよう「柴田町高齢者サークル活動支援事業」を創設します。

 

子育て支援プロジェクト

 平成26年度を目標年次とした「柴田町次世代育成支援地域行動計画(後期計画)」を策定しました。今年度はそのスタートの年に当たります。
 子育てと仕事の両立に対する支援策では、西住放課後児童クラブを開所するとともに、ファミリーサポートセンターの設置に向けた取り組みを開始します。
 幼児保育型児童館については、平成25年度末廃止とした計画目標に向けて幼児保育検討事業に取り組みます。また、子どもの健全育成や子育て支援の拠点施設として、児童館の機能と設備をさらに充実させた大型の児童センターの整備について調査研究を行います。
 さらに、緊急雇用創出事業を活用して、児童福祉施設の内部や児童遊具などの塗装を行い、保育環境の整備を図ります。
 また、保育所保育料や児童館使用料の口座振替業務を始めます。

 

観光プロジェクト

 観光振興については、昨年設立した一般社団法人「柴田町観光物産協会」や商工会、商店街と連携を図りながら、既存の観光資源の見直しと新たな観光資源の発掘を行うとともに、農商工連携事業を推進し、地場産品を活用した土産品や郷土食の開発に取り組みます。また、新たなイベントの開催などに取り組み、観光客誘引に結びつく観光事業を展開していきます。
 観光売店と売店脇の資料館を解体し、船岡城址公園のシンボル施設として、国の森林整備加速化・林業再生事業を活用し(仮称)柴田町観光物産交流館を建設します。
 太陽の村では、「太陽の村交流拠点再生化計画」を作成し、農業の体験学習や自然と触れ合える場として都市と農村の交流事業を展開していきます。

 

花のまち柴田プロジェクト

 市町村振興総合補助金を活用し、4つの事業を進めていきます。
 「花のまち柴田」ブランド化事業では、住民啓発のためのシンポジウムの開催、パンフレットやホームページの制作、鉢物ブランド化推進事業補助による柴田産花卉類表示マーク(ロゴマーク)を使用した鉢物ブランド化の推進、花卉類新品種導入補助によるトルコギキョウの振興、花のまちづくり事業補助による商店街の「街並み花いっぱい運動」の支援などを行います。
 花咲山基本構想策定事業では、船岡城址公園のフラワーガーデン構想の策定と白石川との回遊ルート調査を行います。
 花咲山植栽活動事業では、住民との協働により船岡城址公園の植栽に取り組みます。
 オープンガーデン推進事業では、カーデニングスクールを開講するとともに、花で彩られた個人の庭を一般公開するオープンガーデンを実施し、花を通じた交流事業を展開していきます。

町長の部屋

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